植物には決して詳しくはないし、育てるのもそんなに情熱を注いでいるわけではないのですが、見知らぬ花やはっとする色合いの植物を見ると、日々の生活の中でもささやかな感動があります。6月、と言えば紫陽花、と思いますが、これもまた年々いろいろな種類が出てくるようで驚くばかり。昔ながらの、こんもりとした紫陽花も、花火が散ったような新しいのも、どちらも素敵。これは何年も前に庭に植えたヤマアジサイ。実際に見ると小さな小さな木です。毎年ちょっとずつ大きくなってくれています。
こちらはその近くに咲くユキノシタ。こっちは植えた
覚えがまったくありませんが、毎年勢力を拡大しているようで、忘れていてもこの時期になると突然パパパパッと花を咲かせて、ああそうだ、君はここにいたんだ、と気がつきます。なんとも不思議な、しかしかわいらしい植物です。
ヤマアジサイもユキノシタも、山の雑木林の下に、ひっそり咲いているのが似合いそうな感じ。ちょっと湿った枯葉なんかが周りにあるような。どちらもこの季節に見るにふさわしい、さわやかな印象を与えてくれる植物だな、と思います。着物の柄も、季節をちょっと先取りした物を選んで周りの人の目を楽しませる、というのがあります。自分の心を満たす、というのはもちろんですが、季節に応じて柄や生地の変化を楽しむ着物、すばらしいなあ。

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