「炊く」というと、一番に思いつくのはやっぱりご飯。煮る、というのとは、ちょっとニュアンスが違うように思います。
でも私には「炊く」で思いつくものがあと二つ。それは、あずきとカスタードです。お米と、この二つの共通点は・・?と考えました。水分を飛ばしながら煮る、というところでしょうか。辞書で「炊く」を引いてみると、「食べ物、主に米を煮ること」とあります。でも「お米を煮る」とは、なんとも違和感のある日本語表現のような気がします。きっと気のせいではないはず・・・。
と、朝から「あずきを炊き」ながら思ったのでした。また豆ばかり煮て・・と母に笑われそうですが、先日お茶請けにしていた金時豆、お客さんには好評でした。「おいしい」と言ってもらえるのはほんとうにうれしいことです。とっても単純なことだと思うのだけど、毎日のことでも普段のご飯で家族が「おいしい」と感想を述べてくれるとほっこりうれしい。
「めがね」という映画の中でじっくりとあずきを炊いているシーンがあって、そこで役者さんが言います。「大切なのは、あせらないこと」。先日、なんだか気ぜわしくあずきを炊いたときは、やっぱり失敗してしまったのでした。今日はあせらず、丁寧に、と自分に言い聞かせながら鍋の中を覗いていました。ふっくらと、やさしいお味のあずきが炊けました。

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